師匠
ついにオリンピックが始まった。
始まってみると、ついつい見てしまうのが、国民感情というやつだろうか。
基本的に、レベルが高いものを見るのが好きだし、人を応援するのも好きなのだと思う。
さて、話は変わって、
人には「師匠」と言える人がいるといい。
出来れば、いつまでも自分に厳しいことを言ってくれる人がいいと思う。
若手の頃は、怒られることが常であった。
だからいつも「くそーっ!」と思っていた。
ごめんなさい。
しかし、所謂中堅と呼ばれる年代に差し掛かると、怒られることがガクンと減った。
世の中はこうやって出来ているんだと、悟った。若手の頃に、厳しくされて本当に良かったと今では思う。
ただ、中堅といっても、まだ学ぶことは沢山ある。なのに、指導されることが少ない。また、人は言われないと成長できないことも多い。そんなときに頼れるのが師匠ではないだろうか。
私には3人の師匠がいる。
一人は、大学時代からお世話になっている、指揮を教わる本当の師匠。
あと二人は、同じ学校で勤めた国語科の先輩である。
何かをしようとするとき、逆に手を抜きたくなるとき、その人たちは何と言うだろうか、と考える。立ち止まることができる。
また、一年の内に数回、レッスンをしていただいたり、授業を見ていただいたりと、ガッツリダメ出しをいただく。
正直、へこむこともあるが、そういう意見なくして成長できないと思う。
私には、そういう存在の人がいて幸せだと思う。まだまだ成長できる。有難い。